マイク選びは難しい の巻
◆結論
EM-700を買って僕は幸せです
◆そもそもの事の始まりは
Oxygen not includedのシード値共有大会に出た時に後夜祭として参加者同士の懇親会があったのですが、そこでDiscodeの存在を知りました。おじさんは今までオンラインゲームをやった来なかったのでDiscodeのようなボイスチャットのサービスを利用したことないんですね。とりあえずはスマホのイヤホンマイクで対処したのですがマイクが必要だなってことになったわけです。
◆マイク選びに難航した話
私は自作PCを使っていて、それに外付けのオーディオインターフェースを付けています。Focusriteのsoloってやつでヘッドホン出力と楽器やマイクの入力があるものです。この製品を買うと作曲ソフト(DAW)とソフトウェアシンセ(VST)が付いてくるのがお得でこれを買いました。おじさんはDJとかDTMとかかじっているのでPCで音楽を聴いたり作ったりすることが多く、いい音質で聞きたかったのでこれを選びました。
・1個めのマイク
ボイスレコーダーに使うECM-DS30Pというマイクを持っていたんです。しばらくはこれに延長ケーブルを付けてFocusriteではなくPCのマイク入力に接続して使っていました。音質的には悪くないんですが設置性に難ありでした。ピンマイクにするにはちょっと重いんですよね。服につけると下を向いちゃうんです。で、ペットボトルを簡易的なマイクスタンドにして固定してみたんですが、口元から離れると声を拾えなるので痛しかゆし。だからと言ってマイクスタンドを設置するのは見栄えと使い勝手的にどうかなって思うわけです。
・2個目のマイク
仕事でお客さんや海外の事業所と打ち合わせするときにヘッドセットを使っています。Jabra Evolve 20という機種。このマイクについては問題は無く口元にマイクが固定されるので声もきちんと拾ってくれるんですが問題が2つ。1つ目はイヤーパッドがざらざらしていて長時間装着すると耳が痛くなること。これはmimimamoというカバーを付けて対処できました。もう1つは私が汗かきであること。夏場にヘッドホンすると耳にびっしょり汗をかくんですね。なので夏場はカナル型イヤホンを使っています。
・3個めのマイク
これはもうFocusriteのマイク入力に接続するちゃんとしたマイクを買おうと決意してHardoffの店内をうろうろしていたら中古のECM-PCV80Uを発見。即購入。これが大失敗。Focusriteにつないでも音が小さくうまく動かない。よくよく調べたらECM-PCV80Uはエレクトレットコンデンサー型といって基本的にはPCに直付けするもので業務用のマイク端子(XLR)に接続するものではないんですね。中古品なのでマイク本体しかなく、接続用ケーブルを購入したら結局新品と同じ値段になってしまうという罠にはまってしまいました。いずれにせよスタンドか手持ちで口元に近づけて使わないといけないということで、私の使用用途にはあっていないことを再認識。
・4個目のマイク
「もうだめだ、ちゃんとお金出してマイクを買おう」と決意してサウンドハウスのストアページを開く。検索ワードはXLR+ピンマイク。お手頃価格でよい感じだったのがEM-700。コネクタ部分が長いのがちょっとあれだけどマイク部分を軽くするために回路はコネクタ側にまとめているんだろうね。使用した感想は
Wonderful(英語) Чудесно(ロシア語) رائع(アラビア語)
Focusriteのマイク音量ボリュームで音量を調節して今までにない音量まで上げてもノイズも無く声を拾ってくれる。マイクも軽く胸元につけても気にならない。自分の声以外ほとんど拾わず、キーボードや隣の部屋の音は入ってこない。これでマイク探しから解放されて気分がすっきりしている。
◆マイクをお探しの皆さんへ
マイクについていろいろ調べたのでまとめてみます。マイクを選定している人のお役に立てば幸い。
・マイクを選ぶポイント
マイクの形状、方式、接続コネクタの3点を考慮するといいでしょう。
・マイクの形状
ハンドマイク:
いわゆるカラオケマイクです。手に持ったりマイクスタンドにつけたりして使います。手に持つことでマイクと口元との距離を自在に変化させられるので音量調整やマイクオフにしたいときに便利。スイッチの有無も選ぶポイントかな?
スタンドマイク:
机からにょきっと生えているタイプのマイク。両手がフリーに使えるので便利。ただしマイクの可動範囲が狭いのでマイクの近くにいる必要があります。
・ピンマイク
ネクタイピンのように胸元につけるタイプのマイクです。マイクとの距離を意識しなくてよいので楽ちんではあります。咳払いするときは横を向けば多少音を小さくできます。楽器に取り付けると演奏の収録にもつかえます。
・ヘッドセット
コールセンターのおねえさんが付けてるようなやつです。これは頭につけるのでマイクが常に口元にあります。最近は演劇とかライブで肌色(ペールオレンジ:ポリコレ対策)のマイクを付けることがよくありますね。常に声を拾ってしまうためマイクをミュートするスイッチが付いていることが多いです。
・イヤホンマイク
スマホに付属しているやつです。これについているマイクはMEMSという最新技術を使っていて音質が意外と良いのであなどれません。PCにつなぐときにはPC側が対応しているかを確認したほうがいいでしょう。
◆マイクの方式
オーディオテクニカのサイトに図入りで詳しく書いてあるのでこちらを参照下さい。
補足するとエレクトレットコンデンサー型のマイクは注意してください。パソコンやビデオカメラの外部マイクによく使われるものでカラオケとか音楽スタジオで使う機材との相性は良くないです。バッテリーで動くもの専用という認識でよいかと。
◆マイクのコネクタ
・ミニジャック
よく見るイヤホンのやつです。電極が2個の物はモノラル、3個の物はステレオ、4個の物はイヤホン+モノラルマイクです。
ミニプラグの2極・3極・4極・5極の違い | penpenのPC門サイト
・XLR
業務用マイクでよく見るコネクタです。頑丈で信頼性もあります。
・USB
PCと接続するならこれが一番おススメです。マイクの信号ってとても弱くて長いケーブルでつなぐと音が小さくなったり、ノイズを拾ってしまうことが多いです。マイク本体内でマイクの信号をデジタルに変換することでノイズに強くなるのと、マイクとPCの相性問題を防ぐことができます。
◆まとめ
USB接続のヘッドセットが面倒がなくてお勧めです。こだわりたい人はいろいろ考えましょう。
◆余談
漫才でよく使われているC38っていうコンデンサーマイクは音楽の録音にも使われるような高性能マイクでして定価で18万円します。