麻雀の点数計算を簡略化できないか?

おじさんは家族麻雀で麻雀を覚えて大学の頃は友人と何度か打ったことがあるという程度なんだけど、Mリーグが始まってからというものの麻雀熱がふつふつと沸いてきて、ネット麻雀をするようになりました。天鳳では初段くらい、じゃんたまだと雀傑くらいで上手いわけではないです。点数計算も表を見ながらでないと出来ないです。

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ネット麻雀って点数計算を勝手にやってくれるのはいいんだけど、やっぱり実物の牌を触って麻雀するのが楽しいんですよ。でも点数計算でモタモタするのはなんだかなと思うわけです。そこで今回は麻雀の点数計算について考えていきたいと思います。

 以下の文章は麻雀のルールは知っていて、点数計算はなんとなくわかる人以上を対象に書きます。

 

1、なんでこんな計算方法になったのか?

現在日本で広く知られている麻雀(以下リーチ麻雀と書きます)の点数計算式は以下のようなものになる

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麻雀の得点計算 - Wikipedia より

点数計算で面倒なのは符の計算でしょうね。何が面倒かって計算する要素が色々ある。

1、上がり方

2、暗刻とか槓子の数

3、アタマ

4、待ち

それぞれ計算して足し算した後に10点未満を切り上げる。

めんどくさい。

 

どうしてこうなったかについては麻雀研究家の浅見了さんがまとめてますが簡単に言うと、昔のルールでは役がほとんどなかったから手の形が点数=符として計算されていたそうです。

http://www9.plala.or.jp/majan/TREATIS.html

中国から日本に麻雀が伝わってギャンブルとして遊戯されていくうちに点数がインフレしていったそうです。それが飜数を累乗する部分になっているわけですね。

 

2、どういう形で計算を簡略化していこうか?

点数計算を簡略化しようとしてきた先人はたくさんいるわけで、先述の浅見了さんも符計算を廃止した純麻雀というものを考案しています。

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純麻雀 - Wikipedia

この計算方法の良いところは飜数と点数が比例の関係になっているところですね。リーチ麻雀では1~3飜の点数が符と絡んで細かく計算されている一方で、満貫以上の点数がおおざっぱになってるところが歯がゆい。

 

正直これでいいんじゃないかと思いますが、符計算の思想というかリーチ麻雀の得点配分の大筋を変えずに符計算だけを簡略する方法がないかと考えてみました。

 

3、符の重みをくみ取って計算式を作る

符の計算は無くしても、符に応じた点数上昇は計算式に組み込みたいと思います。まずは符の中で重要視されていない2符の符は無くしましょう!ということでツモ、アタマ、待ちの3つについては符を与えません。正直この符を活用して麻雀打っている人はいないと思います。

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さて、残りは刻子槓子になりますね。これをどう組み込むかを考えましたが1飜の基本点に足し算する形で埋め込んでいこうと思います。リーチ麻雀では1飜のとき10符増えると300点ずつ上がります。10符が300点相当。中張牌のカンと幺九牌の暗刻が8符で300点くらいの価値になっていると。

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 ここについてもざっくりメスを入れて中張牌幺九牌の価値を同じにします。ということで1飜の基本点に以下の点数を足します。

刻子:100点

槓子:400点

七対子刻子1個分くらいとして考えてみます。

門前:10符なので300点と行きたいですが200点にしました。点数が気持ち悪くなるので。

 

4、ぼくがかんがえたさいきょうのてんすうひょう

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計算式は

{800+200(門前なら)+100 x 刻子の数+400 x 刻子の数} x 2^(飜数-1)

計算が容易という点とリーチ麻雀の点数と大きく乖離しないという点ではそこそこなものになったかと思ってます。

 

5、まとめ

こういうの考え始めるときりがなくて、達成難易度に応じた得点とかギャンブル性をどこまで加えるかとか「好きなようにやってくれ!」と言いたくなります。麻雀ほどルールのバリエーションがあるゲームって他にないと思うんですよね。まぁ、それが面白い所でもあるし。私も最近三麻を覚えて楽しんでいるところです。コロナが明けたら雀荘デビューしようかなって思っております。